2010年11月30日火曜日

ハーブの効能(安眠のために)オリーブ 7

ハーブの効能と豆知識(より良い眠りのために)オリーブ 7

アロマテラピーは芳香療法と言います、精油=エッセンシャルオイルEssencial-Oilを使用することが基本です。それぞれの精油は長い歴史の中で、その芳香と薬理効果が認められた植物の花、葉、茎、実、木などから抽出された濃縮な揮発性の液体で、その芳香が鼻から脳へ伝達され心や体に効果をもたらします。

またマッサージやお風呂などに使用した場合は、皮膚から血液・リンパ液へ吸収されていきます。

オリーブ
オリーブはハーブというよりも、オイルやピザのトッピングなど、日常生活でも馴染み深いハーブです。実やオイルは料理や化粧品に広く使われ、おなじみの植物ですがオリーブの葉も、青臭い葉っぱのような香りで、シングルでは、おいしいとは言えませんがハーブティーとして飲用できます。
オリーブの花言葉は平和で、聖書に、ノアの大洪水の最後の頃くちばしにオリーブの若葉をくわえた鳩がノアのところに戻って洪水の終わりを告げた(創世記第8章11節)と記され、それ以来鳩と共に平和の象徴とされ、国連旗のデザインにも描かれ、人々に広く親しまれています。

古来オリーブは、地中海周辺の温暖な気候、太陽、乾燥気味な空気など、オリーブが繁殖するのに最適な条件が整っていたため4000~6000年前頃からギリシャやローマで栽培されるようになり、やがてイタリア、北アフリカ、フランスへと栽培方法や、その利用法が広がっていきました。
時代とともに、オリーブオイルは傷薬、肌の美容液、マッサージ用オイル、ランプ油など多目的に利用されるようになりました。
今では地中海地方やヨーロッパ各地では。長い歴史と習慣が現在まで受け継がれてオリーブオイルは、生活に欠かせないものになっています。
日本では、香川県小豆島で栽培された507本が見事に成長し、3年後には約7kgのオリーブの実が収穫されました。そのため小豆島は、日本オリーブ発祥の地と言われるようになりました。

またオレイン酸は、子供の骨格の発育、ミネラル化(骨格組織へのカルシウム沈着)を促すと言われています。
さらにオリーブオイルは油脂の中でも胃に負担をかけず、朝の空腹時にスプーン1~2杯を摂取すれば、慢性の便秘解消に役立つと言われています。
オイルだけでなく、黒く熟した実を潰して塗れば解熱や毒素を抜く作用があるそうです。
ハーブティーとして、葉は生でもドライでも利用でき、血圧降下作用により、高血圧、動脈硬化の予防や、糖尿病、狭心症、冷え性の方にも、おすすめです

◇効能
身体にやさしいオリーブオイルと、最近は健康雑誌やテレビ番組でもよく取り上げられますが、中世スペインのアラゴンのいくつかの村は・長寿村・として有名だったそうで、その秘訣は村人たちが、オリーブをたくさん食べていたからと言われています。
老化を防ぐビタミンEをたっぷり含み、抗酸化作用のあるオレイン酸も多く含まれているため、コレステロール値の減少に効果があるとされ、ヴァージンオリーブオイルの中には、特にビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質が多く、動脈硬化の予防に効果があると言われています。

◇料理
オリーブオイルは、”植物油の女王”と言われていて、多くの植物油は種子から油脂を取るために、科学的な処理が必要ですが、オリーブの実は果実そのものに油脂があるため、溶剤などを使用せずにオイルを搾り出せるため、自然のまま搾り出した天然のジュースのようなものですね。
イタリア料理や地中海料理には欠かせないオイルですが、オリーブの実の塩漬けも、地中海沿岸の人々にとっては漬け物みたいな存在で、そのまま食べたり、料理の彩りや風味付けに欠かせないものです。
また、ビタミンEを体内でうまく働かせるには、ビタミンCとの組合わせが有効なので、レモンを絞ったドレッシングや、オリーブオイルを使ったグリルにレモン汁をかけるは、とても良い組合わになります。

◇国際オリーブ協会によるオリーブオイルの分類
・ヴァージンオイル
オリーブオイル 化学処理を一切していない絞った ままのオリーブオイル。いわゆる一番搾り酸価が4%以下のもの。

・エキストラヴァージンオイル
エキストラヴァージンは、酸価が1%以下で最高級。 
精製オリーブオイル 酸価が4%以上のヴァージンオリーブオイルから、酸度や感覚刺激を精製処理で取り除いたもの。
 
・ピュアオリーブオイル
ヴァージンオリーブオイルと精製したオリーブオイルをブレンドしたもの。酸価を抑え風味をもたせている。

美容
化粧品メーカーのクレンジングオイルが有名ですが、オリーブオイルに含まれるビタミンA・Eが肌の血行を促進し、細胞の老化抑制の働きがあります。
また保湿作用や抗炎症作用があり、肌を滑らかにしてくれることから、古代ギリシャの時代から現代に至るまで、肌のケアやマッサージなど美容に最適なオイルとして広く使用されています。
ちなみに、アロマピアでは、オリーブオイルをキャリアオイルとして精油をブレンドし、トリートメントに使用しています。(オリーブオイルのアレルギーの方には、ホホバオイルを使用する例もあります)

 ハーブの効能 オリーブ